自作PCやパーツ交換で選定の基準となるのは、CPUとGPUのスペックが中心になるのですが、CPUではIntel派とAMD派、GPUではNVIDIA派かAMD派で分かれており、ネットでは様々な意見が飛び交っています。
以前はどちらかのチップに最適化されていることがあり、使用するものによってパフォーマンスに大きな差が生まれることもありましたが、現在では同じスペックであれば、どちらを選んでも基本的には同じパフォーマンスが出るようになっています。
ということで、どちらを選んでも問題ないのですが、もっと明確に選ぶ基準があってもいいのかなと思ったので記事にしてみます。
ゲームや動画視聴がメインなら「AMD Radeon」
「ゲーミングPCとして使いたい」「動画視聴がメイン」という方であればAMDのRadeonがオススメです。
というのも、先述した通り「基本的に同じスペックであれば、NVIDIAでもAMDでもパフォーマンスは同じ」なのですが、購入時の価格を考えるとAMD GPUの方が価格が安い傾向にあります。
明確にNVIDIAのGeForceでなければならない理由がないのであれば、購入時の出費を抑えられるAMDのRadeonを選ぶのがいいと思います。
生成AIや動画編集での使用なら「NVIDIA GeForce」
AMDと比べると、少し値段が高い傾向にあるNVIDIAのGPUですが、生成AIや特定のソフトでの使用では、AMD GPUと比べて、より効率的に使用することが可能です。
というのも、NVIDIA GPUではCUDA(Compute Unified Device Architecture)が使用できるんですよね。
以下、Geminiによる要約
CUDA(Compute Unified Device Architecture)は、NVIDIAが開発したGPUを活用した汎用並列計算のためのソフトウェアプラットフォームです。GPUの強力な並列処理能力を活かして、グラフィックス処理だけでなく、科学技術計算、機械学習、データ解析など、様々な分野で処理速度を向上させるために利用されます。
生成AIや機械学習、画像・動画処理に使用されることが多いので、プログラマーやクリエイターの方はNVIDIAのGPUを選ぶといいでしょう。
どちらを買っても問題ない
結論としては、どちらのGPUを購入しても問題ありません。購入を検討する際にはそのグラフィックボードが自身が求めているスペックに達しているかどうかが重要です。
ただし、様々なソフトを使用していると「CUDAが使用できるかどうか」がポイントとなることも多いので、作業目的でPCを購入される方はNVIDIAのGPUを購入されるのがいいかと思います。